理窓 2017年1月号
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14支部長紹介支部長紹介富山支部長滝本 恒平 平成28年8月の理窓会富山支部総会において、本多宗高氏の後任として新たに支部長に就任しました滝本恒平(S41理学部数学科卒)です。 昭和37年富山県立魚津高校卒業後理科大に運よく入学できましたが、当時の理科大は私学の中でも他の追従を許さない存在であり、一期校と二期校の中間に入学試験があったことから東大等を受験された方々も数多くおられ、現役の合格率は30%位で難関校の一つと評価されていました。そのような大学でありましたが、入学金、授業料が安いことでも知られており、私もその魅力を選択した一人でした。 さて、昭和41年より中学校の数学教師として奉職させていただきましたが、当時理科大出身の教師は珍しく、諸先輩の方々からいろいろとご指導賜りました。 奉職22年目より県総合教育研究センター、教職員課、指導課、福利保健課に配属となりましたが諸先輩、同僚のおかげでなんとか勤めさせていただきました。 平成6年より教育会の仕事を引き受けることとなりました。当時は、組織的にも不安定な状況であり支部総会の来賓の塚本先生に理窓会の一組織として位置付けて頂くことをお願いし現在の姿になっていることも懐かしく思い出されます。 富山支部としてクリアーしなければならない課題は山積していますが、まずは支部事業に参加して頂く同窓会員の増加を、そのためにも潜在同窓会員の発掘と新規卒業生の動向把握・勧誘に努め支部活動の活性化に結びつけるとともに、母校の益々の隆盛に寄与できればと思っています。信州支部長木下 昭一 昨年10月の支部総会で、大池義高支部長の後任として信州支部長を仰せつかりました。 私は昭和50年理学部応用物理学科を卒業後、東京都調布市の民間企業に就職しました。平成4年には長野県に新工場が完成し、そちらに移りました。私にとって幸運だったのは、近くに、その2年前に開学した東京理科大学諏訪短期大学があったことでした。将来の中堅技術者を獲得しようと頻繁に顔を出しているうちに、同窓の先輩である教授から物理学実験を手伝うように言われ、会社の許可をとって週半日短大へ通うようになりました。支部総会にも誘われて参加するうちに、平成13年からは事務局を任され、16年には幹事に推薦されました。24年に東京の本社へ転勤になったため信州支部での活動を休止していましたが、本社勤務を終え再び地元に戻った昨年、支部長のお話がありました。私に大役が務まるか不安はありましたが、卒業後も大変お世話になった理科大と理窓会に対して少しでも恩返しになればと思い引き受けました。 長野県には、東京理科大学、同諏訪短期大学、諏訪東京理科大学の卒業生がそれぞれ2000~3000名おります。毎年500名の方に総会案内のはがきを送りますが、参加者は固定していました。しかし、ここ2~3年、信州支部の核である高校教員のネットワークに加え、諏訪東京理科大学の先生の呼びかけにより新しい参加者が少しずつですが増えてきました。 この流れを引き継ぎ、少しでも多くの同窓生への声掛けと、同時に若い人たちが参加しやすくなるような環境づくりを、支部の皆様と相談しながら進めていきたいと思います。

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