理窓 2016年10月号
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16・10 理窓31ながらも何とか今年はロールアウトに間に合うことができました。6月に入り、ロールアウトした機体に実際にパイロットが乗り込み、テイクオフ練習を行うテストフライトを3回、葛飾キャンパスと野田キャンパスで実施しました。そしていよいよ7月に入り、機体の重心位置や総重量を確認するために、体育館で本番同様に機体を全て組み立てる最終確認を行い、大会に向けて出発しました。《鳥人間コンテスト本番》 2016年7月30日(土)、いよいよ大会本番を迎えました。朝の7時あたりから琵琶湖湖岸の駐機場からプラットホームに向け、機体を移動し始めました。移動途中で、理窓会、こうよう会の方々から激励をいただき、また理事長もお見えになり、チーム一同歓喜しました。 いよいよプラットホームに機体が上がり、飛行前の最終点検を行いました。そして、パイロットが乗り込み、Gerberaは飛び出しました。離陸の瞬間は今までの練習で見てきた中でも一番美しく、今でも脳裏に焼き付いています。そして、30秒ほど琵琶湖の宙を舞い、Gerberaは着水しました。 結果は203.72m(第8位)で、目標にしていた300mには届かず悔し涙を見せる人もいました。しかし、最後の集合写真を撮る時には自然と全員が笑顔になることができました。結果への捉え方は人によって様々ですが、2016年度の鳥科の活動を全員が笑顔で終えられたことに代表として心の底から良かったと感じました。《 謝辞》 鳥科は学生支援課・警備員・清掃員・理窓会・こうよう会の皆様など、多くの方々のご協力があって成り立っています。この場をお借りして、感謝の気持ちを述べさせていただきます。本当にありがとうございました。《鳥科の一年》 「300m飛んで上位入賞」を狙う。それが今年の目標でした。この大きな目標に向け、今年度は2015年の8月から活動を本格的に開始しました。2015年 8月代替わり9月全国鳥人間交流会10月HCD11月理大祭12月鳥科OBOG活動報告会2016年 2月出場申込書作成3月出場当選発表4月新歓5月全機ロールアウト6月テストフライト7月鳥人間コンテスト 2015年は本番機の設計が完成するのを待ちつつ、大会に向けて様々な製作方法を試す試作を繰り返し行いました。さらに鳥科の活動内容を広く内外へアピールするためにHCDや理大祭などの大学の催しに精力的に参加しました。 2016年になり2月から大会事務局に提出する機体の設計図やチームのアピールなどを記載する出場申込書の作成を開始しました。この書類の審査によって大会に出られるかどうかが決まるので、チーム一丸となって朝から晩まで書類作成に取り組む毎日でした。3月になり無事大会に出場ができることが決まり、チーム内にあった不安が安堵に変わり、また「300m飛んで上位入賞」という目標を何が何でも達成するという強い思いが改めて私たちを奮い立たせました。 そして、大会がある7月まで怒涛の日々が続きます。5月末日の全機ロールアウトに向け、毎日のように作業が行われ、色々なトラブルに見舞われ<大会後の集合写真><大会後の集合写真><右端が代表の澁谷朔、<右端が代表の澁谷朔、左隣りがパイロットの倉上真樹>左隣りがパイロットの倉上真樹>

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