理窓 2016年10月号
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関連団体通信関連団体通信916・10 理窓理窓光学会会長 松野 直 今年は、春先の九州地方の地震から始まり、立て続けの台風上陸で、日本列島のいたるところに大きな被害が出ている。しかも、これまで予期しなかった地方での被害が大きく、復興にはまだまだ時間がかかりそうである。被災地の方々にお見舞い申し上げるとともに一日でも早い復旧復興を祈念する。 さて、2016.10.30は母校東京理科大学葛飾キャンパスでのホームカミングデーである。昨年以上に沢山の催し物が準備されている。当理窓光学会も、運営委員の諸氏が光学に絡めて、1)リバーサルミラー2)魔鏡をテーマに選定し、企画・検討を進めている。 1)については、鏡で見ている自分の顔は、他人が見ている顔とは左右逆になることに注目し、もし自分の顔が、他人の見ている顔(写真の顔)に見えたらどう感じるかを多くの人に実際に体験してもらう。 2)は、表面には何も描かれていない平面に光をあて、壁面に写しだすと、絵や文字が現れるという鏡である。 当日までに、どのくらいまで完成したものを展示、体験してもらえるか分からないが、担当者が時間を惜しまず挑戦しているので、ぜひその成果を見て欲しい。また、お子さん、お孫さんにも楽しんでもらえると思うので一緒に足を運んで頂きたい。当然、会員各位の協力参加も大歓迎である。 さらに、同会場のスクリーンには、本年6月に行われた、第68回理窓光学会講演会での「アインシュタイン展を企画して」と題した大石和江氏(東京理科大学近代資料館科学コミュニケーター)と「一般相対性理論が描く宇宙論」と題した辻川信二氏(東京理科大学理学部教授)のご講演の様子を放映する予定でいる。史上初めての重力波観測に関係しており、椅子も用意されているので都合のつく方は、是非視聴して頂きたい。当日は、理窓光学会でご講演された方々の講演要旨、理窓光学会の案内パンフレットも準備している。入会手続きもその場で出来るので、担当者にお声掛けして欲しい。尚、当会の詳細は下記のHPに掲載されているのでご覧頂きたい。HP: http://risoukai.com/riso-opt/運営委員/広報担当 長谷川 貢 当会の技術懇話会には、会員以外の参加者もだんだん増加し、その機会に入会される方も多くなってきました。技術懇話会のあと毎回懇親会を開催しており、講演の先生と参加者の交流の場となっています。11月には、工場見学会も予定しておりますので、理窓会の皆様も是非参加して下さい。当会に関心のある方の入会を歓迎します。当学関係者以外からの参加要請に応え会則の改訂も行いました。入会お申込み、お問い合わせは、下記へお願いします。(理窓技術士会のメールアドレス)(risougijyutsushi_committee@alumni.tus.ac.jp)(1)第69回技術懇話会 (PORTA:H28.7.9) 「Safety2.0時代の列車制御を展望する」日本大学理工学部教授(工学博士) 中村英夫氏 「安全」を組み込んだものを提供する時代が「Safety1.0」とすれば、それを進化させて、人とものと環境を情報でつないで、IoT【 Internet of Things 】を活用し高次元の安全を実現する取り組み「Safety2.0」の考え方について、高速・高密度運転を支える列車制御システムを例に講演があり、鉄道に関心のある参加者も多く、質疑時間はその後の懇親会で引き続き語り合える良い機会でした。(2)第70回技術懇話会 (森戸記念館H28.9.10) 「プロセス保証型のものづくり」プロセスマネジメントテクノ代表 永原賢造氏 永原氏は、元(株)リコーで、長年品質保証部門を担当された専門家である経験から、二度手間を掛けない 効果的・効率的なプロセス整備と実施について、お話されました。また環境負荷低減の目標達成へのプロセスなどの事例についても解説され、質疑応答の時間では活発な意見交換がなされました。理窓技術士会

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