理窓 2016年4月号
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32力を入れられるようになってきて、今とても充実しています。生徒が少しでも「数学っておもしろい」と思ってもらえるような授業を心がけています。日常に使われている数学の例、昔の数学者の逸話など様々なことを調べながら生徒に伝えることはとても楽しいです。いろいろな生徒と関わり、怒ったり笑ったりしながら忙しい日々を過ごしています。 授業も入試広報部の仕事もまだまだ未熟ですが、周りの方々のおかげで何とか精一杯取り組んでいます。教員生活はまだ始まったばかりなので、毎日勉強の連続です。少しでも早く学校の戦力になれるようにがんばっていきたいです。松戸市立松戸第五中学校教諭 高津 健太(平27理・数) 私は現在、千葉県松戸市の公立中学校で勤務しています。社会人、教員として1年目で、右も左もわからない状態だった4月に比べると、少しずつ慣れてきたところです。周りの教員仲間にも恵まれ、毎日を楽しく過ごせています。3月に行われた、3年生を送る会では、学年担当として、学年全員で劇と合唱を作り上げることができました。生徒たちもいい表情で活動することができていて、本当にいい経験になりました。 まだまだ未熟な私ですが、教員として気を付けていることが二点あります。 一点目は、生徒がいる時間は、とことん生徒と一緒にいるということです。教員は授業だけでなく、その他にたくさんのやることがあります。時間がいくらあっても足りないくらいですが、生徒が学校にいるときは、生徒と一緒に活動するようにしています。そこで、大切にしているのが優先順位です。生徒がいるときにしかできないことと、帰ってからでもできることを区別して、効率よく仕事をすることを意識しています。うまくいかないことも多々ありますが、登校から下校までの間、命を預かっていることを常に心に刻んで、安心して生活できる学校づくりに励んでいます。 二点目は体調管理です。最初の研修で、「どんなにいい授業の準備をしても、授業者の体調が悪かったらいい授業はできない。」と言われたことがとても心に残っています。どんなに仕事が忙しくても、3食の食事と睡眠時間には気をつけるようにしています。また、部活動では生徒と一緒に汗を流したり、休みの日には出かけたりして、リフレッシュすることを大切にしています。 この二点を意識しながら、私自身も楽しみながら教員生活を送っていきたいと考えています。来年度は担任としても、貴重な中学校生活を少しでも充実することができるような、魅力的な教員になれるように努力したいと思います。

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