理窓 2016年1月号
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1916・1 理窓る入社面談からお世話になっていた理科大OGの憧れの先輩のような素敵な人になることです。辛いことがあった時でも、前向きで明るく、人を思いやれる人になり、少しでも近づいていきたいと思います。このような貴重な出会いを導いてくれた理科大に大変感謝しております。これからも皆様にauっていいな、と思っていただけるように一生懸命頑張りたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。長野県立屋代高等学校教諭 倉田 亮輔(平26理・物) 私は平成27年4月より長野県屋代高等学校にて理科教諭として勤務しています。屋代高校は長野県の公立高校で数少ない中高一貫高校であり、理数科が設置されているSSH指定校でもあります。教員の人数も多く、生徒数は中学生と高校生を合わせると千人近くになります。自然に囲まれた立地であり、落ち着いた雰囲気の学校です。ホームページも先日リニューアルされ、日々更新されていますので、詳しくはそちらをご覧ください。 もともと出身が長野県で、実家が現在勤務している屋代高校の近くだったこともあり、通勤などの移動にはあまり困りませんでした。しかし実際に教員として働いてみると、校務や研修・班活指導など、授業以外にも多くの仕事があることがわかりました。毎日が忙しいですが、授業の中にどんな実験を組み込もうか、授業の流れはどうしようかといったことを考え実践することにやりがいを感じています。教材を作るのに時間はかかりますが、実験を通して体感させることによって、生徒も反応を返してくれます。分からないことや失敗することもありますが、周りの先生方に聞けば丁寧に教えてくれます。日々自分の至らない点に気づき反省していますが、新しいことに挑戦する気持ちを忘れずに今後の教員生活を送りたいと思っています。 この半年間を振り返ってみると、初めてのことだらけで非常に密度の濃い半年だったと感じています。その中で大学や大学院で学んだことが現場で活きていると感じる場面が多々ありました。私は4年生以降、理学部物理学科川村研究室に所属していました。そこでの研究や学んだ実験・授業法が、授業や課題研究指導、あるいは校務に至るまで様々な場面で役立っています。指導していただいた川村教授をはじめ、教職課程支援室の先生方に感謝するとともに、私もこれからの時代を担う生徒を育てていけるよう努力したいと思います。名古屋市立名古屋商業高等学校教諭 西山 由利子(平27理・数情) 私は大学卒業後、生まれ育った名古屋に戻り、4月から名古屋市立の高校教員として働いています。高校生の頃から夢見ていた教師という仕事に就くことができ、幸せです。もちろん楽しいことばかりでなく、辛いこともありますが、生徒や周りの先生方に助けられ、楽しく充実した毎日を送っています。今このような日々を送れているのは、理科大の先生方のおかげです。 私の勤務校は商業高校です。本校では、時間割の約半分が簿記などの商業科目であり、高校卒業後の進路は約6割が就職です。就職する生徒は高校卒業後すぐに社会に出るため、日頃の挨拶、時間、提出期限などには特に厳しく、将来を見据えた教育をしています。また教員だけでなく、生徒の就職や進学に対する考え方も普通科高校とは違うため、生徒から学ぶことも多くあります。普通科高校出身である私にとって、商業高校に勤務したことが、自分の生きてきた世界と違う世界を知り、広い視野をもつ良い機会となっています。

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