理窓 2015年10月号
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15・10 理窓39 母校への積極的な協力を望んでやまない,と述べられている。会費改定について 上記の理事長挨拶の後に、理窓会幹事長松尾吉知氏は、〝会費改定について〟①理窓会の事業 ②理窓会の財政 ③会費改定案の概要とその趣旨 ④会費変更案と幾つかの問題点への対応,の4点の説明が掲載されている。スペースがないので、主旨だけまとめた。 会費改定案とその趣旨 東京物理学校同窓会時代、東京物理学校雑誌が毎月届いていた。 この雑誌は明治22年から出版され昭和19年まで、55年間628号まで続いた。雑誌として立派と同時に、同窓生の学問への意欲がひしひしと感じられる。ハイテク時代の新技術が日進月歩の折、生涯教育ということを勘案し、現在東京理科大学出版会が発行する、科学教養雑誌「SUT」を、昔の東京物理学校雑誌に代え、これに毎月理窓会や大学の情報を載せて会員の皆さんに届けるようにしようと考えたわけである。 現在「SUT」は年間5000円で市販されている。理窓会は、年会費6000円で「SUT」を毎月送ることに決定した。(前年度まで年会費1200円) 『これは会費の値上げでなく、全く新しい発想の会費の改定です。是非ご理解を戴きご協力をお願いします』と述べている。「SUT」に「理窓」が綴込みに 「理窓」は昭和63年(1988)第282号から「SUT」の綴込み(4ページ)として、年に12回発行。この形態で、平成11年(1999)3月第425号まで11年間続いた。その間に、年会費6000円の納入者は極端に減少。1万名の正会員数が4000名になった。活動費も不足になり、正会員数を増やすことが課題であった。 「理窓」を綴込んだ「SUT」は専門分野の専門性が高く、一般の卒業生には理解が深まらなかった。また、理窓会の会誌としての「理窓」も4ページ綴込みでは、会報としての魅力がなく、一般会員の理窓会への関心が薄れ離れてしまい、十分な活動ができなくなってしまった。再編に向け諮問委員会を設置 平成10年(1998)理窓会再編に向け、3部門「組織」「会則等」「広報」の諮問委員会が発足。(理窓410号に掲載)24名の委員と12名の常任幹事でスタート。 その後の活動・諮問委員会の答申については、2014年7月号の復刊の編集①に説明が有る。ご参照の程。理窓会の年会費は3000円に決定。 2000年4月号が復刊第1号426号は16ページで6000部、2001年1月号24ページ10,000部、4月号36ページ12,000部、会員数も増加、活性化された理窓会になり、現在に至り、現在の「理窓」48ページ発行部数31,000部である。1984年「SUT」創刊号「理窓」綴込みの「SUT」物理学校同窓会「会報」第1号単独発行「理窓」復刊1号

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