理窓 2015年10月号
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34 秋の恒例行事となりました落語会が今年もPORTA神楽坂で開催されました。 落語研究会による前座の演目は、珍々亭珍華(理学部数学科1年)による「看板のピン(かんばんのぴん)」、神楽家にゃんにゃん(理学部第二部物理学科3年:落語研部長)による「紙入れ(かみいれ)」でした。1年生の珍華君の落ち着きぶりには一同驚き、部長のにゃんにゃんさんの色気には一同ドッキリと、歌助師匠の前座として大いに学生落語を楽しみました。 桂歌助師匠の演目は、江戸時代初期に活躍したとされる伝説的な彫刻職人「左甚五郎(ひだりじんごろう)の竹の水仙」でした。神奈川宿の大黒屋の二階に、一銭も払わず暴飲暴食し長逗留してい理窓会倶楽部運営委員会主催理窓会倶楽部運営委員会主催る男の話から落語が展開されていきます。毎回のことですが、歌助師匠の流暢で迫力ある話ぶりに一同演目に引き込まれて行きました。大黒屋は「宿賃は去る時に支払ってもらい、それまでは何があっても取り立てはしない」という約束だったのですが、男が「一文無し」であることが分かり事態は急展開します。男は「算段がある」と主人に伝えます。その算段とは、水仙のつぼみの彫刻と、花立てを竹で作りあげ「これが売れたら、売り上げを宿賃として支払う」との計らいです。肥後熊本の細川越中守が300両で買うくだりで幕が落ち、師匠のテンポ良い落語に一同大いに笑い楽しみました。 落語会終了後の懇親会には、歌助師匠・落研の学生も参加頂き、こちらも大いに盛り上がりました。日時 平成27年9月11日(金) 17時30分~会場 PORTA神楽坂7階 第2会議室参加者 38名第8回第8回 落語会落語会桂歌助師匠桂歌助師匠司会 植木キク子副委員長司会 植木キク子副委員長神楽家にゃんにゃんさん神楽家にゃんにゃんさん珍々亭珍華君珍々亭珍華君懇親会懇親会

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