理窓 2015年10月号
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301.はじめに1.はじめに JSTの委託教育事業として昨年から始まったグローバルサイエンスキャンパス(GSC)プログラムは、二年目に入って昨年の8大学(北海道大学、東北大学、筑波大学、東京理科大学、慶應義塾大学、京都大学、岡山大学、九州大学)に加えて新たに5大学(宇都宮大学、埼玉大学、福井大学、大阪大学、広島大学)が加わり、計13大学で実施されています。2.昨年度の東京理科大学GSC2.昨年度の東京理科大学GSC 本学のGSCは、昨年は基礎コース生119名(募集70名)を9月に選抜して基礎コース入門編のみの授業を10月から2月まで33コマ(1コマ70分)実施しました。また、12月25~27日には集中授業のためと受講生相互の親睦を図るために、野田セミナーハウスで短期宿泊研修を行いました。この際、受講生の有志が自主的に研究発表会を企画するなど、受講生間のコミュニケーション能力の向上にとって大きな成果があったと考えています。年明けの3月には、コンソーシアムメンバーの教育委員会の先生を審査員としてお招きして研究発表会(口頭発表3件、ポスター発表7件)を行い、大きな成果を挙げることが出来ました。基礎コース生の中から発展コース生として3月に20名を選抜し、受講生の希望の課題に沿った受け入れ研究室(神楽坂地区、葛飾地区、野田地区)で研究を行っています。分野別は、数学2名、情報系6名、化学・生物系11名、物理1名です。3.本年度の教育事業3.本年度の教育事業 基礎コース二期生の選抜試験(論文筆記と面接)を5月31日に行い、応募生の中から62名(募集は60名)を選抜しました。入門編の講義は6月14日に開始し、11月1日まで実施します。したがって、今年は基礎コースと発展コースが平行して行われています。今年の基礎コース入門編は昨年の教育経過を踏まえて、英語の授業(TAを交えたグループディスカッション)を5コマ増やしました。今年から始まった新たな教育プログラムは、①発展コース生の海外研修、②基礎コース生に対する野田セミナーハウスでの短期研修、③基礎コース応用編の授業(20コマ)、です。4.発展コース生の海外研修4.発展コース生の海外研修 発展コース生から選抜した10名の生徒を、9月6日から11日(帰国は12日)までドイツキール大学校内にあるドイツ教育研究所(IPN)に派遣して、ドイツの生徒との共同実験(グループおよびペア)や英語の授業を通したコミュニケーション能力の向上を図りました。また、キール大学植物園、キール市庁舎、キール港、ハンブルクにある二年目に入ったGSC教育プログラム二年目に入ったGSC教育プログラムGSCコーディネータ 春山 修身(49理・物)(野田セミナーハウスでの宿泊研修参加生徒)(野田セミナーハウスでの宿泊研修参加生徒)(秋山先生の数学授業(8月6日))(秋山先生の数学授業(8月6日))

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