理窓 2015年10月号
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2715・10 理窓ての経験や教員免許の取得から、教育という分野は今まで少なからず接してきた分野です。しかし、ITに関しての経験はほぼゼロの状態です。従って、周囲の先輩方に聞きながら、分からないことと格闘する毎日です。現在、私はある市の教育委員会がお客様のプロジェクトに参加しています。そのプロジェクトでは、市内の小中学校等、全てに導入されるシステムを作っています。職場に配属されてからまだ日が浅いので、比較的簡単な仕事を任されています。しかし、お客様が実際に利用するものを作る緊張感とやりがいを日々感じています。今後、様々な仕事を任せてもらえるよう、日々努力していきたいと考えています。 今回、新入社員の時期にこのような場で記事を書く機会を頂いたことに大変うれしく思います。初心を忘れず、これからの長い社会人生活を過ごしていきたいと思っています。山手学院中学校・高等学校教諭 賀谷 浩太郎(平27理・修数) 私は平成27年3月に科学教育研究科を修了し、4月から神奈川県にある山手学院中学校・高等学校に勤務しています。この度、在学時お世話になりました教職課程指導室の先生から執筆のお話をいただきましたので、4月からの生活について書かせていただきます。現在私は中学1年生の副担任をしており、小学校を卒業したばかりの生徒たちと慌ただしい毎日を送っています。初めての電車登校や小学校より多い教科数・授業時間数、さらには部活動と、様々な経験を通じて日一日と成長していく生徒たちとの生活は、私にとっても非常に刺激的なものとなっています。根気強く指導を続けた生徒が授業や行事に積極的に取り組むようになった姿を見ると、「自分もさらに頑張ろう」と思わせてくれ、教師という仕事のやりがいをその度に感じさせてくれます。 中高一貫校で勤務しているため中学1年、高校2・3年生の授業を担当しており、放課後や休日は授業準備に追われていることがほとんどですが、生徒たちの興味をひくような教材のネタを探すために常にアンテナをはり続けたり、生徒の志望校合格のために自分にできることは何か、彼らに伝えるべき内容は何かを考え続けたりする日々は充実感に溢れています。 また部活動で生徒たちと関わっている時間はかけがえのないものです。現在は軽音楽部の顧問をさせていただいているのですが、教室の中とは違う生徒たちの顔を見たり、微力ではありますが生徒たちの演奏活動のサポートをさせてもらえている時間は、忙しい教員生活におけるオアシスとなっています。 教科指導や生徒指導、分掌の仕事など至らない点はまだまだありますが、先輩教員の方々に少しでも追いつけるよう日々努力を惜しまず、一歩一歩教員としての力量を高めていきたいと考えています。

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