理窓 2015年10月号
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26フレッシュマンフレッシュマン野村総合研究所保谷 智子(平26理・数情) 私は現在、野村総合研究所という企業にて、働いています。この度は研究室の教授より執筆のお話を頂きましたので、この機会に皆様に近況をお伝えしようと思います。 研修後、1年目の6月より金融システムの部署に配属となりました。当部署は40人前後の小さな部署です。顧客先も1社のみで、セキュリティ面も厳しいです。配属されて間もなく、1か月間中国に出張となりました。オフショアの方と一緒に開発を行いながら、オフショアの方がどのような環境で仕事をしているのか学ぶことができました。私の会社は協力会社の方と仕事をする機会が多いので、中国出張は良い経験であり、現在の仕事に活かされています。 2年目の現在は、プロジェクトマネージャーの元、アプリリーダーを任されており、協力会社が作った成果物のレビューや進捗管理を行っています。様々な課題にぶち当たり、悩むことも多々ありますが、学生時代の経験が役に立っていると日々痛感しています。 大学の3年間、理大祭実行委員会に所属し、インターネットラジオの運営を行っていました。最後の学園祭にて、後輩が公開ラジオ収録を行うために準備を進めていましたが、なかなか当日の内容が決まらず悩んでいました。そこで、何が原因で前に進めないのかを一緒に洗い出し、当日までのスケジュールを決め、連絡も密に取るようにしました。すると、徐々に準備も進み始め、当日は皆笑顔で終わることができました。このとき大事だと感じたのは、自分が課題で行き詰っているときは誰かに相談してみて視野を広げること。また、相手が課題で行き詰っているときは、何が原因で前に進めないのかを一緒に探し出すことです。この経験は現在の仕事でも活かされています。 学生時代に経験したことは、必ずこれから生きていく中のどこかで活かされるはずです。これからも学生時代の経験を活かし、日々成長していきたいと思います。日本電気株式会社江島 圭太(平27理・数) 私は平成27年3月に東京理科大学を卒業し、同年4月に日本電気株式会社(以下、NEC)に入社しました。現在、NECの第一官公ソリューション事業部に所属しています。この事業部では、主に官公庁向けのシステムを提供しています。その中で、私は教育系のシステムを担当しているグループに配属になりました。教育委員会や学校、塾・予備校にシステムを導入しています。具体的には、成績管理等の校務を支援するシステムやタブレット端末、パソコンの導入をしています。 私は元々教員志望であり、教員免許を取得しました。教員ではなくNECに入社したのには様々な理由があります。その中の一つが、教職員の働く環境をより良いものにしたいという思いでした。電子黒板や一人一台のタブレット端末等、学校現場にICTを導入しようとする流れがあります。そこで、教育実習の経験も活かし、ITの面で学校現場を支える仕事がしたいと考え、NECに入社しました。現在、希望した分野の仕事に携われることに喜びを感じています。 入社してから約半年が経過し、社会人としての生活リズムに慣れてきました。今までの学生とし(2828)

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