理窓 2015年7月号
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3315・7 理窓 私は、明るく素直で心優しい生徒に恵まれ、職場の仲間にも恵まれ、そして市川市立第七中学校という市内でも指折りの施設を持つ学校で勤務させて頂いています。今日まで、手探り状態でやってきて、沢山の先生方や生徒、保護者の皆様にご迷惑とご心配をお掛けしてきました。それでも、これでは駄目だと指導して下さる先輩や、提出した書類に赤で沢山の修正を加えて下さる先輩がいらっしゃったので、そのたびに頑張ろうと思うことが出来ました。そして何より、生徒に「先生、あのね。」と笑顔で声を掛けられる瞬間をとても嬉しく思います。 まだまだ教師としても、人間としても未熟で迷ってばかりです。実際、私が生徒に教えたことより、生徒から教えてもらったことの方がはるかに多いです。それでも、そのとき自分の持っている最大限の力で、対応してきました。そして、それはこれからも変わらないと思います。常に全力で、教師としての生活を送っていきたいと考えています。東京都江戸川区立葛西中学校教諭 中村 真理(平27理・数情) 私は平成27年3月に理学部数理情報科学科を卒業し、4月から江戸川区立葛西中学校で中学1年生の副担任として勤務しています。葛西中学校は私が思っていた以上に落ち着いており、入学式をはじめ、始業式や朝礼など全校生徒が集まっても話し声は一切聞こえず、先生の話をよく聞く生徒たちです。先日は運動会もあり、暑い中練習の成果を発揮し、いきいきと競技に夢中に取り組んでいる生徒たちのたくましい姿に感動しました。 良い生徒たちに恵まれて、授業も落ち着いた環境の中で進めることができています。その中でも1年目の私にとっては課題がたくさんあります。大学時代4年間での塾講師の経験が活き、教えることだけに関して言えばそれほど苦労はしていません。しかし、各クラスのレベルの把握や個に応じた対応、補助プリントの活用や評価について等多くの課題に毎日ぶつかっています。どのような授業をすればよいのか、先輩教諭に教えていただきながら、試行錯誤しています。生徒にとって『わかる授業』とは何なのか、実際に教壇に立つことで多くのことを考えさせられています。 部活動ではソフトテニス部の主顧問を任され、日々の活動に励んでいます。4月当初は新顧問の私のやり方に戸惑う生徒たちが多く、上手くいかず悩む日々もありました。しかし周りの先生方に話を聞いていただいたり、他の学校の部活動を見学させていただいたりする中で少しずつ私自身がどのような部にしたいのか定まってきました。また、時が経つに連れ生徒たちとの信頼関係も築け、部の躍進に向け、新たな試みをしている毎日です。 今はまだ、周りの先生方に助けられてばかりですが、ひとつずつ自分のできることを全力で行い、前向きに焦らず、一人前の教諭になれるように頑張っていきたいです。教諭という私にとって【天職のスタート】を切れたことに誇りを持って、将来も生徒たちとずっと向き合っていきます。神奈川県立希望ケ丘高等学校教諭 池田 優太郎(平26理・修総化研) 私は平成26年3月に東京理科大学大学院、総合化学研究科を卒業し、4月から希望ケ丘高校に勤務しています。希望ケ丘高校は神奈川県の最初の県立中学校として設置され、今年で創立118年を迎えた伝統校です。「自律自制」「自学自習」「和衷協同」の3つを教育目標の根幹にして、生徒の自主性を尊重する「文武両道」の高等学校です。

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