理窓 2015年4月号
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28船橋市立坪井中学校  教諭 荒川 友梨(平23理・数) 「3年間ありがとうございました!」 教師になって3年目の年度末、卒業式でその言葉を聞いて、先生になって良かったと改めて実感しました。 3年前、初任で赴任した学校で1年生の担任となりました。有難いことに、3年間その学年のまま持ち上がらせていただき、昨年度初めての卒業生を出しました。講師経験もなく、大学を卒業してすぐに教員になった私にとって、この3年間は本当にたくさんのことに気付かされました。 大学の時に想像していた“学校の先生”はとても大変なものだとわかっていたつもりでしたが、実際はそれをはるかに上回るほど大変でした。思っていた以上に生徒は色々な考えを持っていて、対応に困ることがたくさんありました。その度に、私には向いていないのではないのかなどと考えました。でもそれは経験の浅い私にとっては当たり前のことでもあり、経験を積み重ねながら勉強していけば良いことなのだと今になって思います。また、うまくいかないことがあっても、真剣に生徒のことを考え向き合っていけば、必ず気持ちは通じるということを、卒業式の時に感じることもできました。 先生という職業は、生徒の人生に関わることができる素敵な職業であり、その分責任の大きい職業でもあります。私が関わっている中学生はとても不安定な時期であり、こちらの一挙一動で生徒の気持ちも左右されると思います。先にも書いたように、うまくいかないこともたくさんあります。しかし、いつも笑顔をくれ、私に色々なことを学ばせてくれるのは生徒です。そして、真に向き合ってきた生徒たちと卒業式を迎えた日の感動は、思っている以上のものです。そんな素晴らしい経験をさせてくれる生徒のために、これからも更に精進してまいりたいと思っています。株式会社スフィダンテ佐藤 駿介(平26理工研・情数) 私は2014年3月に理科大の理工学研究科情報科学専攻を修了し、株式会社スフィダンテに入社しました。学部時代には情報科学科で数学と計算機に関する知識を学び、大学院では画像処理と画像セキュリティの研究を行っていました。 スフィダンテは理科大を卒業した先輩が2009年に立ち上げたベンチャー企業です。スマートフォンアプリの開発を軸に、IT分野で事業を行う会社です。社員数は20人程度で、その約半数が理科大の卒業生です。会社の雰囲気は明るくフレンドリーで、先輩、後輩関係なく非常にフラットです。全員が対等な立場で仕事を任せてもらえ、非常にやりがいがあります。私の役職はシステム

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