理窓 2015年4月号
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2715・4 理窓なければならず、ミスが許されないため、高い緊張感を持って仕事をしています。また銀行員は命の次に大切なお金を扱っているため、少しでも間違えたことを説明したり、お客様を不快にさせてしまったりすると徹底的に責められます。この責任の重さが学生時代とはまるで違います。ここまで銀行内部の話を述べたので、ここからは少し趣向を変えます。民間企業に就職する人にとって非常に重要なのが、社内社外の人といかにして良い人間関係を構築するのかということです。人それぞれやり方はあると思いますが、私はとにかくマメにコミュニケーションを取ります。先輩や上司が自分達をどう見ているのか常に把握して、即座に考え方を修正して姿勢を変えていきます。譲れない軸を持つことも大切ですが、柔軟性も同じくらいに重要です。最後になりましたが、常にトップを狙いに行くような高い向上心を持って、仕事を勤勉に取り組める後輩の入社を楽しみにしています。千葉県立君津青葉高等学校教諭 小松 令奈(平26基礎工・生物工学) 私は平成26年3月に基礎工学部生物工学科を卒業し、4月から君津青葉高校に勤務しています。君津青葉高校は、君津市の久留里にあり、とても自然が豊かです。学校には田んぼがありドジョウやザリガニがいます。道路には時折サルの群れが横断し、タヌキやイノシシがでることもあるそうです。総合学科の高校で、環境や農業、食品、生活、文理、情報ビジネス、土木工学の5系列7つのコースで学習することができます。詳しくは、本校のホームページそして県のホームページの県立学校名簿に掲載されている、私が作成に携わった「1校1キラマップ」をご覧いただけると嬉しいです。 生まれ育った柏から久留里に来て、初めは大変戸惑いました。しかし今では、学校・地域を含めた私の周りの環境が私自身を優しく包み込んでくれているのを実感しています。アパートの大家さんは私のことをとても気にかけてくれ、ご飯を分けてくださることもあります。また、地元の夏祭りや久留里城まつり、駅前のイルミネーション点灯式などにも参加させていただきました。学校では、先生方が温かく声をかけてくださり、授業や分掌の仕事についてたくさんの事を指導してくださいます。授業は、板書だけではなく、学校の自然を活かした野外観察や体を動かす実験などを取り入れています。おもしろいものを見せたい、楽しいと思ってもらえたらいいなと思っています。毎回、授業内容と関連した実験を考え、準備するのは時間がかかりますが、生徒が喜ぶ顔を想像しながら作るので楽しいです。 今はまだ未熟ですが、周りの方々のおかげでなんとか前に進めています。教員生活は始まったばかりなので、慌てずに先を見据えて、頑張るべきところに時間を惜しまず、自分のできることを少しずつ増やしていきたいです。

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