理窓 2015年4月号
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15・4 理窓13支部長紹介支部長紹介㉘㉘群馬支部長猿谷 亮司 群馬支部では昨年の支部総会において永年にわたり支部長として会の充実・発展にご尽力いただいた深澤知明氏に代わって、昭和51年理学部物理科卒の猿谷が支部長を引き継ぐことになりました。 昨年、全国支部長会議に出席するため神楽坂キャンパスを訪問し、校舎も施設も大変立派になったことに驚きました。40年前の情景とは異なり、記憶にある古い家々はなく都会的なビル群に整理されていました。会議が終わった後、学友のこと、単位修得の不安、就職の心配など当時を思い出しながら神楽坂を散策して参りました。 私事ですが、理科大卒業後は群馬県の公立高校の物理教員として、特別支援学校や普通高校に37年間勤務しました。昨年3月には定年退職し、現在は、新島学園中・高等学校で非常勤講師をしております。 公立の普通高校は2校経験しましたが、2校とも理科大卒の校長先生が居られ、本当によく面倒を見ていただきました。教員生活の残り4年間を校長職で勤められたのも、同窓の先輩校長先生のお蔭であると深く感謝しております。私の勤務した高校には理科大卒の先生も多かったため、先輩の誘いもあり25年ほど前から理窓会に顔を出すようになりました。この会を通して、たくさんの方々と出会い、様々なことを学び、人との関わりに楽しさを感じることもできております。この度、支部長を引き受けたのも、私の教員生活は理科大なくしては語れないものがあり、少しでも母校や同窓の皆様のためにお役にたてればという思いを強くしたからです。 結びに、理窓会群馬支部の充実・発展のため、同窓の皆様のいっそうのご支援・ご協力をお願い申し上げます。福島支部長押 尾  茂 私は昨年11月より福島支部長を務めさせていただいております。昭和55年3月薬学部製薬学科卒の押尾茂と申します。 福島支部は、長らく支部活動が中断していましたが、本部の絶大なるご支援のもと平成20年から再開いたしました。平成21年からは村田英男さん(昭和42理応数)が支部長に就任され、6年間にわたり、支部活動の充実のために、ご尽力されました。このたび、支部会員の皆様のご支持をいただき、支部長の任をお引き受けすることになりました。 さて、福島県はご承知のように、平成23年の東日本大震災とその後の原子力災害の被害を受け、4年後の現在もなお、県民12万人余が避難している状況が続いています。福島支部でも、避難や連絡不能になった会員も多く、名簿の管理に難渋しております。また、本県は広大で、面積では全国三番目の広さがありますので、県内は行政面でも、いわき市を中心とした「浜通り」、福島市、郡山市、白河市をつなぐ「中通り」、そして、会津若松市を中心とした「会津」の三地区に分けられています。このうち「浜通り」地区は、今回の災害の影響が最も大きく、以前はご出席いただいていた会員が連絡不能なってしまっている状況があります。 そのような中でも支部活動は継続されており、震災直後は開催出来ませんでしたが、震災の翌年の平成24年には、震災後の支部のあり方を協議するために支部会員のみの出席で総会を開催し、1年おいて昨年秋には久しぶりに本部役員をお招きして支部総会を開催できるまでになりました。今後も、地域活動の活性化に関して、他支部の活動も参考にしながら、また、会員相互の親睦を厚くし、母校の発展に協力するという理窓会の目的に沿った活動を進めていきたいと考えています。

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