理窓 2015年1月号
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30【大学への入学と卒業、そして司法試験へ】 私が経営学部経営学科に入学したのは平成9年、そして、平成13年に卒業しました。 中学、高校とバレーボールをやっていた関係もあり、大学在学時はバレーボール部に入部しました。大学3年時には、主将も務めさせていただき、今にして思えば、あの時に人をまとめる大変さを初めて実感したのかもしれません。 現在、弁護士をしておりますが、大学に入学した当時は、細かい法律の授業などありませんでしたから、まさか自分が弁護士を目指すことになるとは思いもしませんでした。 理科大は法学部がありませんので、世間では、「なぜ理科大で弁護士になったのか」とよく質問されることが多いのですが、その点は正直、私にとっても永遠の謎かもしれません(笑)。不思議なもので、気付けば大学3年の終わり頃になぜか弁護士を目指すべく司法試験の勉強へと進んでいました。勢いと直感のみで生きていたがゆえかもしれません。 結果、一生分の運を使い切ってしまった可能性が高いですが、大学卒業して2年後の平成15年に何とか司法試験に合格することができ、そこから弁護士としての人生が始まりました。【弁護士として】 弁護士としては、10年目になります。知的財産関連の法務、不動産関連の法務、会社一般の法務、個人の方の法務など、扱う案件は幅広く対応するようにしております。ひとつの専門性というよりも、救急救命医のような、緊急時でも平常時でも幅広く対処できるようなオールラウンダーであるべきと考えております。 このように、仕事上、様々な業界、様々な方々の相談を受け、お話をお聞きすることが多いため、業務を遂行する度に新鮮さを感じたり、発見をすることが多く、色々な業界の事情を知りたい、色々な方と話をしたいという方には弁護士は天職かもしれません。 理科大出身の弁護士は、世間では珍しいということもあり、その意味では私にとっては「理科大出身」という経歴が弁護士になった当初から自分のブランドにもなり、差別化されていることは大変ありがたく、一方で、このブランドに負けないようにしなければならないと感じています。 もちろん、事案によっては複雑、難解、困難な壁にぶち当たることがあり、この仕事の大変さを改めて痛感することがあります。 もっとも、その点は、生粋の「体育会系」出身のパワーと申しますか、私の場合、小学生の時に近所の道場で剣道をやっており(一応、初段だけは取りました)、その後は中学、高校、大学でバレーボール部という「体育会系漬け」の人生ですので、幸か不幸か、大抵のことは気合と根性で何とかなる、何とかするというマインドが体に刻みこまれており、持ち前のポジティブシンキングで何とか乗り切っております。【最後に】 私は昨年から卒業生で構成される理窓ビジネス同友会に参加させて頂いております。 今まで、あまり大学の卒業生である先輩方と接点があったわけではないのですが、同友会を通じて様々な先輩方と出会うことができ、その先輩方の様々な経験をお聞きすることができます。 しかも、同窓という理由で、とても良くしてくださるので、毎月開催されるこの同友会に参加するのが楽しみになっています。 同窓の先輩方とこうしたご縁を頂ける貴重な機会があるというのは大変ありがたいものと感謝しております。 そのような先輩方のお力添えで、こうして「理窓」にも掲載させて頂く機会を与えて頂きましたことを、この場をお借りして御礼申し上げます。ががんばるんばる同窓同窓弁護士増田 庸司(平13経・経)①

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