理窓2014年10月号
31/54

2714・10 理窓なって現れるあたり、数学にとても似ていて理科大での学業を思い出します。 学部4年間の数学は、定義をし、そこから導かれる命題・補題・定理の証明をし、また新しい定義をし、の繰り返しでした。定理の証明が理解できないときは、そこで用いられる命題・別の定理、さらには定義に立ち戻ることが幾度となくありました。前後期末のテストでも定義の記述や証明問題が出題されることも多かった印象です。 この4年間で身につけた、ステップを飛ばさず積み重ねていく勉強方法はシステム開発に大きく役立つように思います。 開発はとても楽しく、現在では開発のスペシャリストになることを目標としています。6年間で身に付けてきた論理的な思考力や物事への立ち向かい方はこれからも武器になると思うので、理科大での生活を思い出しながら、これから社会で活躍していけるよう頑張っていきます。東京都立深沢高等学校教諭 今井 陽一(平25専数) 4月から私は桜がきれいな世田谷区に立地する高等学校に赴任しました。 あっという間に一学期が終わり、今、夏休みに入っています。夏休みでは、夏期講習を行い、暑い日が続く中でも生徒は熱心に取り組んでいます。 私は1年生と2年生の数学を担当しています。数学を苦手とする生徒が多く、基礎・基本を定着させるために、日々、試行錯誤を繰り返しながら毎日の授業に臨んでいます。生徒は素直で、やる気があり、私の授業を一生懸命に取り組んでくれています。問題がわからなくても一生懸命に挑戦し、頑張る生徒たちの姿をみて、私自身、元気づけられる毎日を送っています。そのため、授業が終わって教室を出たときには後悔の念に苛まれます。もっとこう教えればよかったかな、こうしてあげればよかったかな、と考えさせられる毎日です。そのような毎日ですが、周囲の先生方に支えられながら、粘り強く生徒たちとこれからも向かい合っていきたいです。 また、私の勤務する深沢高校は部活動にも力を入れています。部活動加入率は約9割で、和太鼓部は全国大会に出場しています。私はテニス部の顧問として、放課後の練習や、土日には練習試合に参加し、できるだけ多く勝ち進めるようにと応援する毎日を送っています。生徒の自主性を育てつつ、少しでも生徒の力になれるよう、一緒に練習しながら頑張っています。 学校の様子としては、生徒と教師の距離が近いアットホームな雰囲気があります。また、3年間を見据えた全校的なキャリアプランが作成されており、生徒一人一人の進路実現を目指しています。そして、授業・学校行事・部活動をとおして生徒の学力と人間性を磨く教育を展開しています。授業では英単語・漢字の小テストや数学の週末課題などにも取り組んでいます。 私は大学時代、教師となるために教職課程指導室の先生方をはじめ、様々な先生方から多くのこ鈴木正次特許事務所所 長 弁理士 涌 井 謙 一副所長 弁理士 山 本 典 弘弁理士 鈴 木 一 永〒160-0022 東京都新宿区新宿1-10-3(太田紙興新宿ビル9階) 電話03(3353)3407(代)FAX03(3359)8340 ホームページ http://www.suzuki-po.net

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です