理窓2014年4月号
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30フレッシュマンフレッシュマン東京都警察情報通信部神崎 恭兵(平24理・数情) 私は平成24年に理学部数理情報科学科を卒業し、今は東京都警察情報通信部に就職して、日々業務に励んでおります。 このように、私が無事に大学を卒業し社会人となれたのは、先生方をはじめ様々な方の支えがあったからだと思い感謝しております。 私が所属している東京都警察情報通信部とは、警察庁の地方機関であり、警視庁の情報通信を支えております。そこで私は主に無線機に関わる業務に従事しております。 採用から2年目ですが、最初の1年目は研修期間で、部内業務全般について研修しました。今までの業務で一番印象に残っているのは、機動隊との合同業務です。 そのときの私の業務は機動隊の活動場所で使用する無線通信に関わること全てでした。通信職員は私一人で、無線機等に障害が起きた際の対応や、いろいろな要望が出た際にそれに応えなければならないといった大変責任の重い業務で緊張しましたが、事前準備のときに先輩職員に相談しながら準備し、万全を期していたので不安はありませんでした。機動隊からの要望に対しても素早く対応できましたし、困難が生じた際も判断に困れば先輩職員に電話し、アドバイスを頂いて解決できました。 業務を終えた後に機動隊の方々から感謝され、自分の業務に誇りと使命感を持つことができました。また、機動隊からの要望を分析し、何が必要で何をすれば要望に応えられるのか、自分なりに考え解決することにやりがいを感じました。 今はまだ先輩職員の支えなしに満足に業務を達成できませんが、いつか自分が誰かの支えになれるよう日々努める所存です。 警察組織には、東京理科大学出身の先輩職員が少なからず勤務されていることを存じております。もし業務等でご一緒することがありましたら、ご指導の程よろしくお願いいたします。また、後輩職員の方がいらっしゃいましたら、気軽に声をかけて下さい。できるかぎり力になります。 末筆ながら皆様のご多幸と、東京理科大学の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。千葉県立柏陵高等学校教諭 渡部 温(平25理・修物) 私が教員としての道を歩み始めてから、約1年を終えようとしています。今回、大学在学時に教員採用試験対策を始め、様々な点でご指導いただいた、教育支援センターの先生から御依頼を頂き、筆を執ることになりました。この記事を通じて、現在の私の状況を綴らせていただきたいと思います。 私は、もともと工学部出身で教員免許を取得する予定ではなかったのですが、教育分野における研究を行いつつ、免許取得がしたいという思いがあり、大学院に進学しました。大学院では、川村康文先生のもと、研究を通して、理科の面白さを知るとともに、理科を教えることの難しさ、現場の大変さを教えていただきました。そのような経験を経て、教員の道を歩み始めた私ですが、現場の大変さ、忙しさは想像を絶するものでした。専門科目の物理は1コマも持つことなく、今年担当をするのはすべて化学。さらに80人もの部員が在(2323)

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