理窓2014年1月号
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3514・1 理窓千葉県立市川東高等学校教諭 醍醐 孝(平25理・修物) 寒空の中、朝の登校指導をしていると、生徒たちは白い息をはきながら「おはようございます」と元気に挨拶をします。私の勤務する学校は、学習習慣はもちろん、挨拶や時間を守るといった礼節・規則を重んじる指導を行っています。 そんな中、私は授業・部活・校務分掌とさまざまな仕事に追われていますが、とても充実した日々を過ごしています。特に、授業では、物理基礎と地学基礎を教えていますが、授業中も賑やかで指導が大変なクラスもあれば、発問をしても沈黙になってしまう大人しいクラスもあり、生徒もクラスも“十色”なのだなと実感しています。授業展開等で四苦八苦することもありますが、生徒一人ひとりは素直で、健気で明朗な子が多く、初めて受けもった生徒たちが、この子たちで本当によかったなと思っています。 授業の展開について、非常に難しいと感じたことがあります。それは、発問の“タイミング”と“質”です。現在、物理基礎も地学基礎もプリントを作成し、授業を行っているのですが、生徒が考えて答えられる発問をどのタイミングで入れていくかがポイントであり非常に難しいと感じています(答えるのに詰まってしまうと、その生徒が恥ずかしい思いをしたり、授業の進度に影響を及ぼしたりしてしまいます。)。また、演習問題もタイミングと質が重要で、少しでも難易度の選択ミスをしてしまうと、生徒はその単元、もしくはその教科に苦手意識を持ってしまう、ということを身を持って経験しました。しかし、そのような生徒には、授業後に、生徒が理解するまで真剣に 向き合うことで、苦手意識を少しでも克服させてあげることができると思いました。インターネットなどの間接的な関係ではなく、直接人間同士の関係であるからこそ実現できる教育が、学校現場にはあるということを実感しました。 そして、私の全ての原動力は生徒の笑顔です。ありきたりな言葉ですが、待っている生徒がいるから頑張れる。授業を真面目に受けてくれるから頑張れる。部活で一生懸命ボールを追いかけるから頑張れる。その全てが、私の仕事のやりがいです。さいたま市立常盤中学校教諭 村田 壮(平24理・化) いま私の勤めるさいたま市立常盤中学校では2学期の期末テストも終わり、終業式までの2週間を穏やかに過ごしているところです。私の赴任した常盤中学校はさいたま市の中でも都心部鈴木正次特許事務所所 長 弁理士 涌 井 謙 一副所長 弁理士 山 本 典 弘弁理士 鈴 木 一 永〒160-0022 東京都新宿区新宿1-10-3(太田紙興新宿ビル9階) 電話03(3353)3407(代)FAX03(3359)8340 ホームページ http://www.suzuki-po.net

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