理窓2014年1月号
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3114・1 理窓 本学の現役の教員が最新の科学の話題や情報を分かりやすく解説する科学啓発本「坊っちゃん科学シリーズ」の第6弾として、理学の普及を目指す、本学の理数系教員養成の歴史と伝統、この遺伝子が力強く受け継がれていることを紹介する本が発刊されました。 さて、理学の普及とは、まず物理学校において、つとに有名な厳しい授業と評価の試練にあたって自ら実力を養い、しかる後に各地の学校において理学の教授にあたる、というのが本流であった。このことは、第5弾「青年よ理学をめざせ~東京理科大学物語~」(馬場錬成著)に詳しく紹介されています。 昭和24年2月、東京物理学校は東京理科大学へとバトンタッチされたが、優秀な教師を多数養成することにより、理学の普及に貢献していくことこそ、本学の当初からの目的であり、今日にも引き継がれている伝統であるといえます。 この歴史と伝統がさらに充実・発展していることを活き活きと紹介するのがこの本のねらいです。 そのために、本学で受け継がれてきた、理科・数学を学ぶ大切さ、教える楽しさを、若手教師とベテランOBなど総勢50名が語る熱きメッセージ集となっています。 ご協力いただきました執筆者の思いが、全国の学校関係者及び高校生等に好ましい形で伝わるものと確信しております。さらに本学の学生及び同窓生の励みになるものと考えます。 主な内容は次の通りです。第1章 理科・数学を学ぶ大切さ第2章 若手教師が語る理科・数学を教える楽しさ第3章 充実した教職課程から教師をめざす第4章 経験を積み授業研究に情熱を燃やす先輩たち第5章 特色ある取り組みの紹介第6章 先輩は語る なお、本書の編集には、本学教職支援センター教職課程指導室の特任教員7名が編集委員会を構成して取り組みました。 本シリーズは、全国の書店及び生協書籍部でお求めいただけます。(文責 小久保正己) 『理数教育がひらく未来~受け継がれゆく坊っちゃんの遺伝子~』東京理科大学出版センター/編ISBN:978-4-487-80766-6定価:1,260円(本体 1,200円)の発刊について「理数教育がひらく未来~受け継がれゆく坊っちゃんの遺伝子~」

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