2022年11月13日 建築学科記念講演会の報告

 2022年11月13日(日)、大宮喜文氏・寺本健一氏「記念講演会」が神楽坂記念講堂で開催されました。
本会は、野田建築会と築理会の2学科同窓会主催、理工学部と工学部の2建築学科および理工学部国際火災科学専攻の共催による史上初のイベントで、出席者は94名でした。
7月に計画したもののコロナ禍により開催を延期し、ようやく開催に至った経緯があります。
講演のテーマは、大宮先生の日本建築学会賞(論文)受賞記念「建築火災安全設計の合理化に資する火災拡大性状予測手法に関する一連の研究」、寺本先生のベネチア・ビエンナーレ国際建築展金獅子賞受賞記念「ドバイから房総へ」です。
以下、講演会の模様――
司会は菱崎会長(野田建築会)で、開会挨拶は兼松先生(理工建築主任)、河野先生(国際火災科学専攻主任)、次に山崎記念講演委員長(理窓会副会長)から大宮先生と寺本先生との関係性と祝賀のエア乾杯について説明を行いました。
第1部「講演」では、大宮先生から歴代研究室の系譜をはじめ建築学科の歴史、火災安全設計の合理化のお話し、続いて寺本先生からベネチア・ビエンナーレ受賞に至る経緯、拠点を勝浦に戻した理由とその効果のお話しがあり、第2部「座談会」では、ナビゲーター山名先生により、講演の先生のほか今本先生(工建築主任)と兼松先生(理工建築主任)が加わった5者座談会を行い、建築学科の将来性について工・理工合同の建築学部構想など、ややオフレコな内容もあり盛り上がりました。
第3部「祝賀会」は、佐野築理会会長(理窓会副会長)により、浜本理事長のメッセージ代読のあと、エア乾杯で祝杯を挙げ、来賓の上村理窓会副会長(薬学部同窓会会長)から祝辞を受けました。

山崎記念講演委員長 (理窓会副会長)

佐野築理会会長 (理窓会副会長)

上村理窓会副会長 (薬学部同窓会会長)

最後は、今本先生(前出)により締めのご挨拶で滞りなく、定刻時間内で閉会しました。
さて、この記念講演会は上述のとおり2同窓会と2学科1専攻による初めての合同イベントとなり、建築学科同窓会と建築学科・火災専攻との密な関係性を促し、一方では、理窓会関連団体内で3団体のみの学部学科同窓会(薬学部、野田建築会、築理会)が今後さらなる相互連携を深める機会になったことは間違いなく、今後の野田建築会活動に、とりわけ3団体連携の活動に大きな発展性を感じた次第です。
最後に、ご出席の皆様には厚く御礼申し上げるとともに、理窓会の皆様にはますますご協力を仰ぎますので、引き続きよろしくお願い申し上げます。

【執筆】山崎晃弘(野田建築会顧問/理窓会副会長理工・建1976)

座談会後、檀上の記念写真
記念写真左より、兼松、河野、佐野、寺本、大宮、山崎、上村、今本、菱崎、山名(以上敬称略)

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