周囲と連携しながら自分の役割を果たす

私は2017年3月に大学を卒業した後、北海道北見市の北海道北見北斗高等学校に情報科主任教諭として赴任しました。北見北斗高校は校訓「質実剛健・文武両道」の下、オホーツク管内における進学校であり、部活動を盛んに行っている学校でもあります。また、私が赴任した今年度より、北見北斗高校はSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の指定を受け、未来の科学技術人材の育成にも力を入れています。私の校務分掌はその流れの中で今年から設置されたSSH推進委員会です。過年度実績がない校務分掌なので、先輩教員と連携しながら毎日試行錯誤で仕事に臨んでいます。SSHは国家予算が付く研究開発事業なので、年度毎のSSHに係る活動の実施報告書の作成が求められます。その作成の担当者の一人としてSSHの活動をどう事業評価していくか日々頭を悩ませています。本校のSSHの最大の特徴は、普通科240人が一年を通して課題研究を行う学校設定科目です。普通、SSH校の課題研究は理数科の中で少人数に対して行われることが多く、普通科全員を対象にした事例が少ないため、日々手探りで周りの先生と課題研究の授業開発には励んでいます。この経験は次期学習指導要領に盛り込まれる「理数探求」や「総合的な探求の時間」で活かされると思います。
情報科の授業は、今後の高大接続改革の中で情報科も入試に本格的に導入されることも念頭に入れながら、教科書の内容、また教科書の内容以上のものを生徒に身に付けてもらいたい思いで日々新しい情報を取り入れ教材研究、授業開発に励んでおります。
この仕事全般に係ることに、関係部署、関係のある先生方への事前連絡、確認、相談の大事さを日々の仕事の中で強く感じています。また、自らがやりたいことと与えられた役割を果たすこと、出来ることと出来ないことをしっかり区別して明確にすることの大切さを常に感じながら日々の仕事に取り組んでいます。

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