銀行員の「鬼の特訓」と、それから・・・

大学時代は、神楽坂卓球部に所属。仲間と切磋琢磨し、大学対抗戦にも出場しました。素人なのに、軟式野球部にも所属したので、ほぼ毎日が部活という生活でした。3年次の引退後は、旧久喜校舎に「卓球部」を仲間と共に立ち上げました。部活動により上手く行かないとき、苦しいときの「負けない気持ち」を養ったと思います。
就活時、幸運にも大手銀行の面接官であった理科大OBの方に気に入ってもらい、2週間もの間、毎日厳しくも愛情のある「鬼の特訓」をしてもらいました。模擬面接やメールでのやりとりの中、未熟者の私に対し連日連夜、厳しい突っ込みが続きました。一方でその方の受け答えは極めて的確でした。その方との「レベルの違い」を肌で感じたことで、私自身もその方の様な銀行員になりたいと思いました。伝統ある理科大に入り、多くの良き先輩方、友人達と出会えたことは、私の人生において最高の財産です。そして縁あって、今の銀行に入社しました。銀行での主な経験として、法人取引の新規開拓営業を中心に行ってきました。特に品川支店在任時には、同エリアの都市銀行の営業マンとも競合し、悪戦苦闘の毎日でした。お客さまのニーズは多種多様で、それにお応えするのは容易ではありません。自身のスキルを高める為に、宅建士やCFPなどの資格を取得するなど自己研鑽に努めました。また会社の様々な機能もフル活用した上で、どうすれば各々のニーズに適切に応えられるかを常に考えました。そうして継続アプローチをし、ひとりの営業マンとして相手先の社長に認められ、ようやく新規取引開始に至った際は、大きな達成感を得たものです。日々新たな困難に直面し、またそれを乗り越えるという連続。そんな毎日ですが苦しいとき、時々ふとあの鬼の特訓の中で、「唯一誉められた言葉」を思い出し、また己の気持ちを奮起させるのです。「時たま垣間見せるおまえの根性は、最高にすばらしい。自信を持っていい。」と。

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