物理学科 大竹周一先生ゆかりの卒業生で構成 ~ 理窓亀の子会

理窓亀の子会は元本学常務理事で二部物理学科教授であられた大竹周一先生ゆかりの卒業生・関係者で構成され、本年で創立62年を迎える。運営は大竹先生亡き後、同じ物理の小島、小池、松野、加納の各先生から、現在の西尾先生へと引き継がれている。第一回生は会設立前の1952年卒の鈴木武敏氏(元〔株〕オーム社出版部長)で、その後実業界教育界他で活躍する1000名余の卒業生を輩出している。外部研究先も院生を含めて東大物性研究所、工学部、筑波の各研究所等多岐にわたり、物性研所長であられた鈴木・竹内先生は後に本学教授・学長に就任され亀の子会60周年記念の講演も頂いた。

毎年、6月第4土曜日に総会、講演(演奏)会、懇親会を開催し平均70~80名の出席を得ている。
講演では学位を取得した会員にお祝いを兼ねた記念講演を依頼する他、時々の様々な話題で関係者を招いている。懇親会は現役学生達も含めた懇親・就活・転職・情報交換の場として盛況であり、学生の研究紹介や余興等和気あいあいとした交流が続いている。修士2年生には毎年、奨学金として図書カードを進呈している。

活躍している会員には理大付属二村記念館(近代科学資料館)を寄贈された二村冨久氏ご子息二村菊久「二村化学」社長を始め、レストランチェーン「サイゼリヤ」会長、キヤノンアネルバ社長を始めとする各企業の役員、国研の主任研究員、各地の大学・高専の教授、高校中学教員校長等、枚挙に暇がない。因みに名前の由来は、大竹研が初期の頃に物性第六研究室となっていて六角形の亀の甲ベンゼン核から取った説と、亀の子の様に一歩一歩着実に努力しなさいとの大竹先生のご薫陶から取った説がある。

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