新年あけましておめでとうございます-学校法人東京理科大学 理事長 本山 和夫

理窓会の皆様におかれては、健やかに新しい年をお迎えのこととお慶び申しあげます。

世界中で猛威を奮った新型コロナウイルス感染症は、皆さまの日常を変えたばかりか、大学にも過去に経験したことのない深刻な影響をもたらしました。

本学では、コロナ禍における教育・研究の継続、特に学生の学びの継続を支援すべく、新たな奨学金を創設するとともに、遠隔授業に対応する機器の支援など、迅速に対応しました。今年も建物の改修や感染対策の設備を充実させる等、学生・教職員の安全と健康を守りつつ教育研究活動の推進を図ってまいります。さて、今年は、本学が東京物理学講習所として創設されてから140周年という節目の年です。高い理想を掲げ学校を創立した創設者たちの想いを受け継ぎつつ、大学の更なる飛躍に向け、ハード・ソフトの両面から様々な施策に取り組んでおります。

野田キャンパスでは、一昨年に竣工した新7号館に続き、昨年は実験棟が竣工しました。神楽坂キャンパスでは、物理学校時代の校舎をイメージした近代科学資料館を昨年11月に全面的にリニューアルし、本学の歴史を紹介する展示も充実させました。コロナ禍の現在は休館中ですが、開館後には、是非、神楽坂に足をお運びください。また、今年は、葛飾キャンパスでも2025年の薬学部移転に向け、新棟の新築工事に着工する計画です。

また、かねてより準備を進めてきた学部・学科再編計画の端緒として、本年4月に、基礎工学部の先進工学部への改組と併せて、経営学部に国際デザイン経営学科が誕生します。社会で起こる様々な問題に対して“デザイン”の手法を用いてアプローチできる人材を育成する学科です。是非、この新しい学部・学科にご期待ください。

皆様の母校である東京理科大学が、よりよい未来の実現に一層貢献し得る価値ある大学となるよう、教職員一同、努力してまいります。同窓の皆様におかれましては、一層のご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

末筆ながら皆様のご健康とご多幸を祈念し、新年のご挨拶といたします。

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