新学長をお迎えし、新たな時代へ!ー東京理科大学理窓会 会長 増渕 忠行

昨年は、永く続くコロナ禍の中「良き人生は 日々の丹精にあり」(大村智先生講演録)の教えのもと、副会長・常務委員の皆さんと大学の校友父母支援課のご協力により、母校と理窓会の発展の一翼を担えるよう「真心を込めて物事に取り組むこと」を念頭に励んでまいりました。
2022年元旦、石川正俊先生が新学長にご就任され、新たな時代を迎えました。理窓会は校友会として微力ではございますが東京理科大学のさらなる発展のために支援させていただきます。よろしくお願いいたします。
2021年4月から学長事務取扱の任にあたられた岡村総一郎先生には理科大のOBとして、数々の心温まるご助言やご指導をいただき、同窓生を代表して心から御礼申し上げます。
この4年間
2018年4月、石神一郎会長からバトンを受け、監査委員の監査指導を受けながら副会長・常務委員の皆様と力を合わせ、会務に専念してきましたが、ここで反省を込め、三大事業を中心にこの4年間を簡単に振り返ってみます。
代議員総会
2018・19年度は、ほぼ例年通りの総会開催となりましたが、2020年度の定時総会はコロナ禍による緊急事態宣言を受け、事務作業を一時閉鎖し、代議員の皆様に事前に了解を得て書面審議とし、いろいろご意見をいただき、事業計画や予算案等を承認していただきました。2020年11月に臨時代議員総会を開催し、会則の変更や一部修正などを、約90%の賛成で承認していただきました。主な改正点は、①代議員総会欠席者は、「議案毎に賛否票を投ずること」で出席とみなす。②役員就任時の年齢を80歳まで延長。③海外の理窓会を関連団体から独立させ、国内支部と同列に「海外支部」と位置付けたことなどです。2021年度は新会則に則り議案を承認していただきました。
ホームカミングデー(大学との共催事業)
2017年度までは、企画・実行委員会で基本計画を立て、計画・運営の詳細をイベント会社に依頼しておりました。2018年度からは「手づくり開催」とし、費用削減を目指しました。2018・19年度は廣瀬和昭・実行部会長を中心に目的を達成した開催となりました。2020年度の開催はコロナ感染防止のため中止しましたが、2021年度は「オンライン開催」を初の試みとしてチャレンジしました。大学の校友父母支援課加藤課長と企画実行部会長の山崎晃弘(副会長)を中心に事前の準備を重ね10月31日に予定通り開催することができました。おりしも衆議院選挙の投開票日と重なりましたが、大勢の方々からのアクセスがありました。詳細は本誌P5〜10をご覧ください。向井千秋特任副学長・木村真一教授の特別講演はじめ近代科学資料館などの貴重な動画を含め、当日の内容を2022年度HCDまで継続して公開 しています。
新年茶話会
歴史と伝統ある新年茶話会は、2018年度に第110回、2019年度に111回として挙行いたしました。私にとって思い出深いのは2019年に旭日中綬章を受章されたサイゼリヤ会長の正垣泰彦さん(理科大時代の4年間、同じ理学部物理学科で学んだクラスメイト)を祝えたこと。2020年度はコロナの影響でホテルでの祝賀会を中止としましたが、坊っちゃん賞を受賞された石田哲彌さんを訪ねて新潟県長岡市に赴き、記念盾をお渡しし大変喜ばれたことです。2021年度は2022年1月8日(土)にホテルで祝賀会のみ開催し、祝賀懇親会は中止します。
支部活動支援
「日本の未来は人口の一極集中を避け、地方を活性化できるかにかかる」と大村智先生も述べられておりますが、そのためには、全国から優秀な学生に東京理科大学の受験を勧めていただき、卒業後には地方で活躍し、地方の活性化にも繋がればと思い「会長短信」なるものを毎月発行し、支部長さんなどに発信しています。母校トピックスは広報課からの最新ニュースを提供していただき好評を得ています。また、海外理窓会を含めオンライン支部連絡会を定着させ、遠い支部もより身近に感じられる様になりました。
Will・Can・Must
会としてWill(やりたいこと)、Can(できること)、Must(やらねばならないこと)は何かを再整理し、それぞれの円を大きくするとともに、お互いが一つに向かい、さらに3つの円の重なりを最大化する。それが同窓会として母校発展の支援につながると思います。Covid-19によるパンデミックから2年が経過しました。2021年秋から日本国内の感染者は急激に減少していますが、海外では増加傾向のところもあります。これまでのように、気を抜かず感染防止に努め、同窓会(校友会)としての目的を再確認し、活気ある活動を目指しましょう。

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