学校法人 東京理科大学 長期ビジョン TUS Vision 150

4)教育研究理念に基づくグランドデザインの構築
日本の18歳人口は、2030年には、現在の120万人から100万人前後にまで減少します。これが社会構造および産業構造に影響を及ぼすことから、おのずと大学の役割や養成すべき人材についても変化することが予想されます。
したがって教育研究理念に基づくカリキュラムの全学的な整備・統合が必要であり、7学部31学科、11研究科(8研究科に再編予定)の学科間、専攻間の連携によって、時代に即応した講座や学修時間数を設定し、より教育効果を高めていくことをめざします。
併せて、以下の項目についての検討も進めていきます。
*教養教育と生涯学習教育の充実
*TUSオープンカレッジの設立
*幅広い視野を涵養する教育システムの確立

5)世界をリードする創造的研究推進と研究拠点の構築
他大学や他研究機関、民間との産学連携に加え、地域企業や地方自治体との連携研究、海外大学、研究機関との連携強化を推進します。さらに本学ならではの優れた創造的研究を生み出すために、学内での教員同士の研究連携を強化します。これにより新しい学問分野や技術分野を生み出し、創造的研究に取り組もうとする研究者や教員等が広く国内外から集う、魅力ある研究環境を構築します。

6)キャンパス再構築・学部再編計画と各キャンパスライフの質的向上

資料提供:株式会社エムアーキ

2017年度から理工学部50周年事業を開始しますが、その取り組みを数年後には、全学的な再編を含めた150周年事業に包含し、新学科の開設、学部再編、定員の見直しなどの将来計画を明らかにしていきます。
また各キャンパスの教育研究施設のみではなく、アメニティ施設の充実も段階的に行います。教育・学修環境以外でのIT化も、セキュリテイを担保しつつ、積極的に推進する必要があります。
このほか、バリアフリーのさらなる促進、外国人留学生への配慮、自宅外通学者への寮、給付型奨学金支給などインフラ・制度両面で学生生活の支援も検討します。

7)危機管理体制の充実
安心して教育研究を行える環境整備として、環境活動方針や事業継続計画の策定、大学経営上の安全・衛生・防災・環境・リスクの各マネジメント体制の一層の充実を図ります。

8)国際競争力強化のための体制整備
ハード、ソフトを含むあらゆる面において総合的に国際競争力強化に取り組みます。優秀な留学生獲得のためのプログラムや、海外大学・研究機関とのダブルディグリー、短期留学プログラムなどの開発も進めます。このために、ホームページや公式文書の多言語化の推進、留学生と日本人学生の多面的な交流を可能とするための交流拠点の設置も検討します。

9)校友・地域社会との生涯にわたる連携強化
母校に誇りを持ち、その伝統を継承する理窓会を中心とする校友会の皆様との連携を引き続き強化することにより、本学の発展に寄与します。また地域社会への貢献や本学同窓の皆様のために生涯学習教育を充実させます。

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