今年、薬学部は創立60年を迎えます ~ 東京理科大学薬学部同窓会

旧薬学校舎(船河原)

薬学部は今年60周年を迎えますが、薬学部同窓会は1987年7月に発足してまもなく33年になります。1988年3月に「同窓会会報」の創刊号を発刊して、年1回ですが昨年には第31号を発行しました。第6号から会報名を「ふなかわら」に変更しました。これは当時の薬学部の住所である市谷船河原町に学んだ人々の思いが込められたからです。

「同窓会会報」(創刊号1988)と 「ふなかわら」(2019)

薬学部同窓会の主な目的は、薬学部同窓相互の親睦と薬学部の発展に寄与することです。定例会を年4回PORTA神楽坂で開催しています。現役の先生も参加され薬学部の近況についても報告されています。終了後は退職された恩師にもお声がけをして理窓会倶楽部で盛り上がっています。同期だけでなく、世代を通した親睦がとても有意義だと感じています。年に1回の総会は当番期がすべて企画・運営をおこない、同期会も同時に開催されています。総会後には特別講演・懇親会も開催され、著名な同窓の講師をお呼びして会の学識と職能の向上も図っています。また懇親会では増渕理窓会会長から来賓のご挨拶もいただいています。これらの行事はすべて神楽坂で行われていますので、地方に戻られている会員のために、地区交流会を毎年開催しています。これは日本薬剤師会学術大会に合わせて、その開催地で実施しています。2018年は石川県金沢市、2019年は山口県下関市でした。その地区や近隣県の同窓に案内をして、集まってもらっています。
大学との連携としては、1996年から薬学部の正式な授業として「実践社会薬学」を開講しています。各界で働くOB、OGが母校に戻り卒業後の進路を紹介するものですが、企業説明会と違い後輩に対して本音を話すため、大変好評です。最近では卒業5年以内のフレッシュマンや管理職に母校に来ていただき、就職懇話会を大学と共催しています。実践社会薬学とは違い、学生は希望する業種の部屋を自由に訪問して質問できるような型式をとっています。
当会は2015年に理窓会の関連団体に認められ、現在では相互に協力して活動しています。その例としては、ホームカミングデーへの展示用パネルの貸し出しや同窓出会いの広場の開設、大村先生を訪ねるツアーへの協力などがあります。大村先生は薬学部で講義も担当されていたため、薬学部同窓生は特に縁があります。当時の教科書を持参しサインもしていただきました。
他の関連団体との交流もできるようになり、2019年は「築理会」と「野田建築会」との合同懇親会も実施できました。これからも理窓会とONE TEAMで活動していきます。

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