カリウムイオン電池の講演に興味深く傾聴

《山口支部》参加者23名
支部長 : 福永 健一(理・化1972)
日 時 : 令和元年11月2日(土)
会 場 : ホテルサンルート徳山

講演は、東京理科大学理学部 駒場慎一教授による『電池の歴史と東京理科大学「世界初の乾電池から最新バッテリーまで」』と題して講演を拝聴した。講演は、本学の前進である「東京物理学校」に通っていた屋井先蔵(やいさきぞう)の開発した「世界初の乾電池」の説明があった。2019年のノーベル化学賞はリチウムイオン電池の開発で吉野彰さんらが授与されたが、この電池は、多くの課題が残されている。この課題を解決するため、駒場研究室ではレアメタルフリーであるナトリウム、カリウムイオン電池の開発について詳細に話された。当該講演は、時宜を得たものであり会員の皆さんも大変興味深く満足されたものと思われた。
講演後は、理窓会山口支部会計報告等があった。また、神田勝美氏の三世代理窓会会員特別賞及び平川芳孝氏の瑞宝小綬章の披露があった。出席者は、産業・技術関係、医療関係、教育関係と多岐にわたっており、参加者同士の交流・情報交換がなされ、親睦が深まった。なお、このプログラムは、こうよう会山口県支部と合同で実施したものもあり、今後の理窓会山口支部とこうよう会山口県支部の連携を深めるものであった。

 

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