あけましておめでとうございますー東京理科大学 学長 石川 正俊

理窓会の皆様、新年明けましておめでとうございます。昨年1月に第11代学長に就任し、新たな学長室体制がスタートしてから1年が経ちました。本年も本学の更なる発展に向けて全力で取り組んでいく所存です。

昨年4月には、2014年に発足した「研究戦略・産学連携センター」の機能・役割を充実・強化するため、同センターを「産学連携機構」と「研究推進センター」に再編しました。産学連携機構を研究推進機構と並ぶ組織として新設したことで、産学連携活動や起業支援、地域連携活動等を大学全体として推進する体制が整備されました。産学連携機構も本年で2年目を迎えますが、産学連携活動を通じてより直接的な社会貢献を行い、本学から社会に対して研究成果を還元し、新たな価値を創造していきたいと思います。

また、本年4月には、理工学部と先進工学部の再編を予定しています。理工学部は創設50周年を機に「大学院横断型コース」を創設し、本学の中では早くから分野融合型の教育研究に力を入れて取り組んできました。本年4月に創域理工学部へと名称変更しますが、これまでにない連携と融合を推進し、新たな学問領域や価値の創造に向けてさらに飛躍していきます。

一方、先進工学部は、理学部第一部応用物理学科を改組した「物理工学科」と新設の「機能デザイン工学科」が加わり、5学科体制となります。再編により研究や学びの領域を広げる先進工学部は「デザイン思考」を重視しており、5学科すべての学生が必修で学ぶカリキュラムを整備しています。これにより、社会が求める連携を生み出し、課題解決やイノベーションの創出を実現していきます。

両学部の学生に限らず、本学は学びを他分野へと展開する力や融合する力を身に付け、新たな価値を創造できる人材を輩出していきたいと思います。理窓会の皆様におかれましては、創立150周年に向けて発展を続ける本学にご期待いただき、引き続き変わらぬご理解とご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願いいたします。

末筆ながら、皆様にとって本年が幸多き年でありますよう祈念し、新年のご挨拶といたします。

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