「朝日教育会議2022」開催 リケジョ(理系女子)を超えた未来へ

2022年9月25日(日)、本学葛飾キャンパス図書館大ホールにおいて、朝日新聞と本学の共催フォーラム「朝日教育会議2022“リケジョ(理系女子)を超えた未来へ”」を開催しました。フォーラムの様子はオンラインでも同時配信され、会場を含めて1,000名以上の方々にご視聴いただきました。当日は石川正俊学長ならびに朝日新聞社代表取締役社長の中村史郎氏よりご挨拶をいただきイベントが始まりました。

石川 正俊学長

中村 史郎代表取締役社長

第1部では、向井千秋特任副学長による基調講演が行われました。ご自身の医師、宇宙飛行士、大学教員といったさまざまなキャリア形成に至った経緯やそれらの仕事から学んだことについてお話しがあり、「Education enables us to envision and pursue our dreams. (教育が夢を実現させる)」という教育の力を踏まえて「自分らしく生きよう!」とメッセージをいただきました。また、向井副学長は本学の「ダイバーシティ推進会議」の議長も務められており、仕事や育児、介護などを含めたワーク・ライフ・バランス支援や女性活躍の意識啓発に関するシンポジウム等の取り組みについてもご紹介いただきました。

向井 千秋特任副学長 「自分らしく生きよう!」

第2部のプレゼンテーションでは、本学理工学部の佐藤圭子准教授、同じく先進工学部の瀬木恵里教授、さらに学外から株式会社arca CEO、Creative Directorとしても活躍される辻愛沙子氏のお三方にご講演をいただきました。佐藤准教授からは「研究は魅力にあふれている」というテーマで、研究者の魅力と現在の研究内容について紹介いただき、また瀬木教授からは「今の自分と出会いの中で未来をつくる」というテーマで、ご自身の研究者になるまでのプロセスとこれからの展望についてご紹介いただきました。

佐藤 圭子准教授 「研究は魅力にあふれている」

瀬木 恵里教授 「今の自分と出会いの中で未来をつくる」

続く辻氏のご講演では、ご自身の経験や取り組みをもとに、ジェンダーギャップやアンコンシャスバイアスなどの考え方、今後どう向き合っていくべきかなどについてお話いただきました。

辻 愛沙子氏

浮田 亜寧さん

 

 

第3部のパネルディスカッションでは、第1部・第2部でご登壇いただきました向井副学長、佐藤准教授、瀬木教授、辻氏に加え、本学理工学部4年の浮田亜寧さんが参加し、「リケジョ(理系女子)と呼ぶ社会を超えて」をテーマに、語り合いました。それぞれがご専門やご経験を元にしたお考えをお話しされる中、浮田さんは学生ならではの若い視点とご自身のこれまでを振り返り、「自分らしく生きる」ことの大切さについて話されました。視聴者からは、「日本は主要先進国の中でジェンダーギャップの順位が最下位となっているが、順位を上げるためにするべきことは?」「やりたいことが理系(幅広い)という考え方はどう思うか?」等、多数の質問が寄せられ、議論は大いに盛り上がり盛況のうちに幕を閉じました。

ダイジェスト動画(YouTube)

採録記事(朝日新聞デジタル)

 

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