理窓会ロゴ

2023年 受賞者

川手 鮎子 氏(1965 薬・薬)

薬剤師として長年にわたり地域の人々の健康に貢献した。この間、一般向けに親しみやすい書籍を発刊し、漢方の知恵を広めることに貢献。その著書「漢方の暮らし365日」の販売数は7万冊を超え、理科大薬学部の名声を高めた。

坂本 功  氏(1966理・数)

「坊っちゃん科学賞」において、長年にわたり統括責任者を務められ、同組織の活性化・継続化に寄与。同コンテストを東京理科大学と理窓会との共催事業に結び付け、高校・大学連携に貢献。理科大学のイメージを向上させた。また、同氏は「理窓教育会」の要となり、長年、広い視野から同窓若手教員の資質向上に貢献された。

2022年 受賞者

渡辺 聰明 氏(1967理・物)

教員としての経験を通じ、理科教育にかかわる創意工夫、青森県の理科教育全体の底上げなど、 理科教育普及啓発全般に取り組み、多くの顕彰を受けている。この姿勢を退職後も貫き、理窓会青森支部サイエンスクラブが主催の「おもしろサイエンス」の運営リーダーを20年にわたって務めてきた。これはまた、地域社会での理窓会支部の存在感を高めた点で大きな意義がある。

牧 秀一 氏(1975理工・数)

神戸市の数学教諭であり、特に夜間定時制高校での長い経験を活かし、災害支援 NPOの代表を務めてきた。阪神大震災で被災 した生活困難者の支援を長年続け、成果を書籍や映像によってアーカイブ化した。東日本大震災にもその経験を活かし、現地にしばしば赴いて積極的な支援を行ってきた。専門教育者としての基盤に立ちながら枠を越えた社会活動に取り組んでいる。

中津 欣也 氏(1992理工・電工)

企業内の研究者として「小型高出力インバータの開発」のチーム リーダーを務め、その成果に対し、東京物理学校校長を務めた大河内正敏の名を冠する第68回「大河内記念賞」が授与され、学術の進歩と産業の発展にわたる高い評価を得た。個人としても多くの受賞歴を持つが、この開発研究は、カーボンニュートラル社会への実現につながるものとして特筆できる。

寺本 健一 氏(1998理工・建)

建築家として国内外で優れた成果を残し、アラブ首長国連邦(UAE)を基盤に活動したおりの成果がベネツィア・ビエンナーレでの最高賞「金獅子賞」を受賞するなど、国際的に高い評価を獲得した。現在は国内に拠点を移したが、地球環境に対しての知見を、地域の課題と重ね合わる視点を持ち、これからの社会のありかたを提言し実践する姿勢は一貫している。

2021年 受賞者

中島 勝明 氏(1967薬・製薬)

新薬創製による我が国医療への貢献。製薬会社に在職中の約 30 年間に血小板の凝集抑制を治療概念とした虚血性心疾患治療薬、我が国初の血栓・塞栓性疾患治療薬、高脂血症治療薬の3種の新薬を創製。創薬研究者としても稀有な程、我国医療に極めて大きく貢献。

阿部 勝彦 氏(1980理・化)

近年多発、甚大化している災害における廃棄物処理の支援。東日本大震災時、被災地の責任者として災害廃棄物を3年間で処理。この実績から国の審議会等に参画すると共に各種委員会・講演会等で理大で学んだ化学の知識を背景に、極めて広範囲に活躍。

岩澤 健二 氏(1984理・数)

エベレスト登頂成功。岩手県立盛岡南高等学校校長を定年退職時に生徒とエベレスト登頂を約束。坊っちゃん精神を発揮し、翌年生徒との約束を果たし、エベレスト登頂に成功。また、指導者としても、インターハイで優勝、国体少年男子縦走で優勝に導く等の活躍。

2020年 受賞者

石田 哲彌 氏 (42理・物理)

『茶席の禅語講座』の発刊と駒澤大学からの「令和元年度曹洞宗特別奨励賞の受賞」.禅語とは,禅の師匠が自らの体験を通して得られた悟りの境地を文字に表したものであるが,これを優しくとき,多くの読者に感銘を与えた.郷土史や文学にも通じ,和算を実際に計算できる博識の禅僧

2019年 受賞者

宮浦 千里 氏 (53理・製薬)

骨粗鬆症の発症機構の解明と治療薬の開発。がんの骨転移を阻害する薬剤開発への寄与。女性研究者の活躍推進・環境整備への尽力や全国ネットワーク形成への貢献。

2018年 受賞者

石井 忠浩 氏 (36理・化)

東京理科大学での科学技術教育の充実と国際貢献。火災科学研究センター、東京理科大学総合研究所の創設。理窓博士会会長(11年)

石原 安野 氏 (H10理・物)

南極点での高エネルギー宇宙ニュートリノ研究への貢献。超高エネルギー、拡散宇宙ニュートリノ物理WGリーダー。

2017年 受賞者

山田 義幸 氏 (29理・化)

理窓会の情報発信能力向上に寄与、東京理科大学発展への支援強化に大きく貢献した。情報誌を創刊して配布範囲を飛躍的に拡大し、会誌のウェブonline化とMail・HP・SNSの複合ネットワークからの発信で理窓会が志向する価値の向上と見える化を支えている。

水野 澄  氏 (40理・数)

「坊っちゃん科学賞研究論文コンテスト(高校部門)」の創設・発展・普及に貢献した。高校生の知的好奇心の育成、科学への興味・関心を高め、優秀な研究論文を顕彰する事に伴い、東京理科大学の社会的評価を高めるために貢献した。

三分一 博志 氏(H4理工・建)

人工物である建築が、年月の変化とともに、いかに自然の風景の一部となるかを一貫したテーマで研究。日本建築大賞や日本建築学会賞作品賞を2度受章するなど国内外の評価も高く、東京理科大学の名声を高めた。

2016年 受賞者

伊尻 政一 氏 (30理・数)

芝浦工業大学付属中学、那須高原海城中学校・高等学校、東日本国際大学付属昌平中学・高等学校の3校の新設に関わり、私立学校の繁栄に貢献し、東日本大震災の窮地を乗り越え、人格教育重視の特色ある教育を実践し社会貢献に尽力

2015年 受賞者

瀧田 武彦 氏 (51理・数)

高等学校教育における数学教育および生徒指導、山梨県の教育行政

佐野 吉彦 氏 (54工・建)

我国における建築界の基盤づくりへの貢献と築理会(後輩)への多大なる尽力

2014年 受賞者

鈴木 弘昭 氏 (41理・化)

火災研究の発展と社会への還元、火災研究の国際化への貢献、マスコミを通して日常生活における防火知識の啓蒙

小野 具彦 氏 (42理・化)

中学校理科教育、学校経営、教育行政への貢献

富田 英雄 氏 (52理・機工)

厚板精密板金を通して日本のものづくり技術の継承と挑戦

真鍋 大度 氏 (平12理・数)

科学技術を用いた芸術における国際的貢献

2013年 受賞者

大柳繁造 氏 (31理・物)

航空関係博物史への貢献を通して、一式双発高等訓練機「キー54」(十和田湖底の旧日本機)の引き上げ事業への貢献

木村真三 氏 (H元理大山口短大・材)

原子力発電所の爆発事故が人類にいかに危険であるかの事実を探求し、事実を世の中に公表し、市民活動の安全啓発活動に貢献

東田幸樹 氏 (52理・応数)

日本のインターネットの普及発展に寄与。日本におけるドメイン名やIPアドレスのインターネット関連資源管理体制を確立

2012年 受賞者

古川喜代志 氏 (35理・化)

電子セラミックの研究開発及び生産により日本産業を国際的に発展させた

佐藤健一 氏 (37理・数)

江戸時代の数学・和算の研究と普及(和算研究の第一人者)教育研究功労

長谷川隆司 氏 (38理・物)

気象レーダーと気象衛星による天気予報精度向上への貢献と天気予報の一般への啓蒙

2011年 受賞者

諏訪部喜義 氏 (24物・応化)

永年にわたる大学支援、会社経営を通しての地域振興

中西 繁 氏 (44工・建) 洋画家

日展会友として、洋画部門での旺盛な絵画活動

林 直昭 氏 (H6理・化)メッキ処理技術者

「現在の名工」に選ばれるなどメッキ部門での技術向上

2010年 受賞者

神沼克伊 氏 (36理・物) 極地研究所名誉教授

南極観測を通しての団体地球物理研究

井手義道 氏 (38理・物) 長崎総合科学大学非常勤講師

科学技術教育における国際的貢献

森本健成 氏 (H2理・物) NHK アナウンサー

マスコミニュケーション分野での活躍により大学の名声を高めた

2009年 受賞者

樽谷 修 氏 (32理・化) 元東京理科大学基礎工学部教授

理科教育に関する優れた企画

寄本義一 氏 (45工・電) 凸版印刷(株)本部長付

ICカードの開発と実用化

武田双雲 氏 (H10理工・情) 書道家

書道を通しての芸術活動への貢献

2008年 受賞者

安藤治夫 氏 (22物・理化) 元(株)日通総合研究所社長

運輸・流通業界への貢献

井上雅博 氏 (54理・数) ソフトバンク社長

IT関連業界での活躍と業務拡大への貢献

菊地 宏 氏 (H8工・建) 建築設計科

北京五輪の「鳥の巣」の設計

森本恵夫 氏 (20物・理化) ハーモニカ演奏家

ハーモニカ演奏を通して、芸術活動の高揚・啓発への貢献

2007年 受賞者

齊藤充司 氏 (18物・数) 岩手県芸術祭洋画部門理事長

岩手県の文化芸術的領野の基礎づくり並びに若い芸術家の育成

金子榮男 氏 (18/9理・応物) 株式会社コマツ岩手社長・会長

岩手県の実業界に多大なる貢献

小山 稔 氏 (34理・化) スタンレー電気研究所副所長

高輝度・赤色LEDの研究開発

石村園子 氏 (48理・数) 千葉工業大学教授

著書を通して数学教育への貢献

中本修平 氏 (58理工・機) 本田技研工業プロジェクトリーダー

本田技研工業のF1チームの技術総責任者として活躍

2006年 受賞者

池田佐喜男 氏 (18物・理化)

大学および産業界における研究業績と理窓会活動

馬場練成 氏 (40理・数)  読売新聞社論説委員

科学ジャーナリストとして社会と科学をテーマに幅広く執筆

2005年 受賞者

森戸祐幸 氏 (39理・応化)

企業経営(独自の光ファイバーの技術開発等)と文化活動

澤田利夫 氏 (44理修・数)  東京理科大学理学部数学科 嘱託教授

数学教育

2004年 受賞者

高橋 八郎 氏 (16理化)元岩手大学学長、元理窓博士会会長

地球・宇宙物理学の研究、大学経営

慶伊 富長 氏 (17理化)元北陸先端科学技術大学院学長、元理窓会会長

触媒化学、大学経営

内田岱二郎 氏 (23理化)名古屋大学プラズマ研究所長、元理窓博士会会長

プラズマ物理の研究

佐々木政子 氏 (36理・化)東海大学総合科学技術研究所教授

光科学と予防医学の研究

2003年 受賞者

大沼 匡之 氏 (16応物3月)(株)アルゴス,雪氷技術センター元顧問

雪国の防災、農業・生物の研究

五十嵐 靖則 氏(43理・物)元都立教育研究所統括指導主事

物理実験教育

横田 誠 氏  (30理・物)(株)エンプラス 取締役会長

企業経営

山田 建己 氏 (40理・物)本田技研工業(株)元常務取締役

国内外企業経営

2002年 受賞者

沓澤虔太郎 氏(28理・物)元アルパイン社長、会長

企業経営

酒井 涬 氏(33理・化)東京女子学院中学校高等学校 理事長・校長

中・高教育

長尾善光 氏(41薬・製薬)徳島大学大学院薬学部教授

分子構造特性と科学反応の研究

楠田枝里子 氏(49理・応化)

司会者、エッセイスト

2001年 受賞者

土田英俊 氏(31理・化)早稲田大学名誉教授

生体系における錯体の研究

和田守叶 氏(36理・化)東芝材料研究所所長

光エネルギー変換の研究

2000年 受賞者

常磐文克 氏(32理・化)元花王㈱ 社長、会長

企業経営

國岡昭夫 氏(29理・物)青山学院大学学長

大学経営、半導体の研究

三國 均 氏(35理・化)駿河台予備校講師

化学教育

1999年 受賞者

武田一美 氏(31理・化)元小学校長、東京都教育研究所主事

化学実験教育

大村智  氏(38理・化修)北里研究所長

生物生理学、薬効のある微生物生産物の発見

鈴木隆雄 氏(36理・物)元科学警察研究所副所長

声紋研究

1998年 受賞者

後藤道夫 氏(27理・物)元高校教諭、明治大学非常勤講師

科学実験教育

小島保彦 氏(30理・化)元東大伝染病研究所

インターフェロンの発見

柴崎一郎 氏(41理・物)旭化成㈱主事

磁気センサーの開発

秋山 仁 氏(44理・応数)東海大学教授

数学者、数学教育

島崎弘幸 氏(47理・化)帝京大学医学部助教授

食品機能素材の開発