理窓 2015年7月号
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32フレッシュマンフレッシュマン日立製作所小出 大亮(平26理工・修電) 東京理科大学を卒業し、会社に入ってから1年以上が経ちました。現在は日立製作所のITプラットフォーム事業本部という、ストレージやサーバ、ミドルウェア製品を取り扱う部門で働いています。日立は家電のイメージが強い会社かと思いますが、入社して強く感じたのは想像していた以上に「インフラの会社」であり、縁の下の力持ちという言葉がぴったりな会社だと言うことです。私が携わっているITプラットフォームという分野も、ITを支える基盤となる製品です。なかなかイメージが湧きづらい分野かと思いますが、有名なものだと「みどりの窓口」のように、多くのデータを扱う大規模なシステムに日立のITプラットフォーム製品が使われています。 その中で、私は社内の開発業務支援を行う部署に所属しており、ソフトウェア開発をサポートするためのシステムを開発しています。私が担当しているシステムでは、誰がどんな製品を作っているのかという要員管理や、プロジェクト内で利用しているソフトウェア情報、ライセンス情報や輸出管理情報など、ソフトウェア開発にまつわる様々なデータを一元管理することで、開発効率を高めることを目的としています。社内で利用するシステムを開発しているため、自分が開発したものが製品として世の中に出るわけではありません。しかし、社内の身近な人がユーザとなるため、直に要望を聞くことができたり、開発途中のものをユーザに見てもらいながら使い勝手を改良していったりと、ユーザとの密なやりとりができるため大変やりがいがあります。その一方で、日々システムへの機能追加、性能改善が求められ、システムの不具合を発生させて業務を止めてしまわないよう細心の注意を払う必要があり、責任も大きいです。まだまだ分からないこと尽くしのため、学ぶべきことも多いですが、上司を含め、頼りになる優秀な先輩方のおかげでなんとか前に進むことができています。また、会社内には新人を育てようという雰囲気があり、会社の研修が充実していることにも助けられています。早く一人前の技術者となり、先輩方に追いつけるよう、今後とも精進していきます。千葉県市川市立市川第七中学校教諭 吉田 有希(平26理・数)2年目を迎えて 今、私は教師になって良かったと考えています。 それは、公私関係なく、自分が辛いとき、生徒がいつも変わらない明るい笑顔を見せてくれたからです。生徒が笑ってくれると、どんなに辛くても私も自然に笑うことが出来ました。何度そういった笑顔に助けられたのかわかりません。 また、職場の仲間に恵まれたからです。今日までを振り返ると、仕事で失敗をして辛いとき、常に指導して下さる先輩方が側に居て、やってみて駄目ならフォローして下さる体制ができていました。そのおかげで、私は沢山のことに挑戦し、失敗させて頂き、学ぶことが出来ました。また、よく笑える職場であったからです。職員室で話せば辛いことは半分になり、嬉しいことは倍になります。尊敬できる沢山の先輩方の側で勤務させて頂いています。また、他学年の先生方とも時折、お話させて頂くことで、異なる角度からの考え方も学ぶことが出来ます。(2727)

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